こんにちは!桜も散り、ぽかぽか陽気が訪れました。20℃を超えるとさすがに暑く感じます。外が暑くなると喉が渇きますよね。ローソンでは「実質半額」のコーヒーサブスクをはじめ、1杯50円で飲めてしまうそうです。月額1500円を払えば、通常価格110円のコーヒーを毎日利用すれば実質半額になる。毎日飲む人はお得ですよね。ローソン側もコーヒーを買うついでに他のものも購入することを考え、始めたのでしょう。サブスクが当たり前になってきている世の中。また新しいものが増えることが楽しみですね!
今回は「本革と合皮」についてご紹介します!本革と合皮どちらがお好きですか?見た目や機能が異なるのでお好みが分かれるでしょう。バッグや財布、靴などによく使われますが、出かけるときのシュチエーションによって本革か合皮か適した場面があるでしょう。今回は本革と合皮の違いをご紹介し、これから購入される方の参考になればと思います。また、今使用中の小物があれば大切に使ってもらえたら嬉しいです。
目次
本革と合皮(合成皮革)とは?
本革(天然皮革)
牛革、羊革など動物の革全般を本革(天然皮革)と言います。
シンフーライフで取り扱っている本革のバッグやシューズの多くは、イタリア、フランスなどヨーロッパで生産されています。
日本の皮革とは違い、ヨーロッパ方面では革が文化として深く根付いているため、優れたレザーの生産者が数多く存在します。日本と違い、古来より肉食文化のため、余った皮を生かす技術が発達しました。
生まれて6ヶ月以内の仔牛の皮(カーフ)は薄くて柔らかく、大人になればなるほど皮は固く、重くなります。基本的に成年の革が一番安く、生まれて間もない期間が短ければ短い仔牛の革ほど価値が高くなっていきます。
革は牛がメインですが、馬、ヒツジ、ヤギ、シカ、カンガルー、ウナギなどバリエーション豊富。それぞれのレザーに優れた特徴があります。日本では、バッグなどにブタ革(ピッグレザー)が使われることが多いです。
本革は経年変化します。
本革は、革本来の風合いを愉しむことができ、次のような特徴があります。バラキズ(引っかいたような小さな傷)、トラ(生きている間にできた皮膚のシワ)、色の濃度の違い。これらは自然で生まれたものだからこそ味わえる、天然皮革の証です。生前についた傷やシワなどを残した仕上げの革はエイジングを起こしやすく、時とともに美しい風合いへと変化します。
合皮(合成皮革)
天然の布地に合成樹脂を塗布し、表面を天然皮革に似せたものを合皮(合成皮革)と言います。
合成樹脂には、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂がよく使われます。
簡単に言うとビニールやプラスチック素材と似ています。水をはじくため汚れにくいです。
この塗布剤に型押しをすることで、革の質感を人工的に作っているため、本革のように品質に差がでません。
見た目は革の素材感を愉しめますが、匂いや肌触り、馴染み感は再現できないので、本物志向の方には物足りなく感じるかもしれません。
合皮は経時劣化します。
合皮によく使われるポリウレタンは、空気中の水分と結合して徐々に劣化していきます。これを「加水分解」と言い、着用していない時でも少しずつ劣化は進んでいきます。 そのため合皮の寿命は製造から3年程度と言われています。 表面が徐々にぬるぬるした感じになり、ベトベトになったり、かなり進行すると表面のひび割れが進んでボロボロになってしまいます。
合皮のメリット・デメリット
合皮のメリット
汚れが落ちやすい
合成樹脂には、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂がよく使われます。ビニールやプラスチックとよく似ている素材なので、水をはじくため汚れにくいです。毎日使用するものだと、汚れや傷を気にせず使用したいですね。
お手入れの必要がない
本革は長く使う為に頻繁にお手入れをしなければいけませんが、合皮の場合は必要ありません。
雨に濡れた場合は拭くだけで良いので、毎日のお手入れが面倒な方にオススメです。
比較的安価
合皮の製品は、本革製品と比較すると、かなり安く手に入るものが多くあります。
画一化した生産工程なので個体差もなくコスパが良いのでよく活用される素材です。
今では本革に近い見た目をしている合皮も増えているので、値段は安いのに安っぽく見えないものも多いです。シーズンごとに買い替えたい方にオススメです。
合皮のデメリット
寿命が短い
月日の経過で確実に劣化は進み、汗、水、汚れの付着、紫外線、摩擦などの様々な原因で徐々に劣化します。
表面のコーティングの剥がれやベタつきが発生する場合も。寿命は3年前後で、湿った場所に保管すると更に短くなるそうです。劣化症状は素材の特性である為避けることが出来ません。
熱に弱い
合皮に使われているポリ塩化ビニルは吸水性が無く、丈夫な素材ではありますが耐熱性が弱いという欠点があります。夏の車内、炎天下、直射日光や高音となる場所には置くことができません。溶けて変形してしまったり、ヒビ割れの原因となってしまいます。
柔軟性や通気性が悪い
合皮は、合成樹脂を塗ってコーティングされている為とてもしっかりしていますが、繊維のように折り曲げたり、伸ばしたりすることができません。
強く折り曲げるとシワが入る可能性がありますが、本革のように馴染んだりすることもありません。さらに、コーティングされていることから通気性も悪いです。
本革のメリット・デメリット
本革のメリット
経年変化(エイジング)を楽しめる
本革の最大の魅力は何といっても経年変化(エイジング)。
使い込むことにより、初めて手にしたときよりもより深みも増し、色味も変化していく革製品は飽きることなく長く愛用できるものだと感じます。
中でも革の質感や艶、様々な表情のあるレザーは様々な見方で楽しんでいただけるのではないかと思います。
丈夫で長持ち
本革は丁寧にお手入れを行えば、長く使い続けることができます。使い方次第で10年〜20年は持つと言われています。もしキズがついてしまっても、多少の引っかき傷なら、指で揉み込むように擦ると目立たなくなります。
一つ一つ個体差がある
人間の皮膚が人それぞれ違うように、動物の皮にも個体差があります。
色ムラ・バラ傷・血筋・シボ・トラなど、革の表情がそのまま活かされています。
天然皮革の豊かな表情はそれぞれが持つ個性です。
どの製品にも必ずあるものではなく、珍しい表情を持つ皮も存在します。
合成皮革のような素材には決してみられないものです。1点1点の風合いを楽しむことができます。
本革のデメリット
汗や水に弱い
種類や加工によって差はありますが、革は全般的に水には弱いものです。
濡れたまま放置しておくとカビやシミになる原因に繋がったり、水膨れを起こして傷つきやすくなったりします。
革の芯まで水分が浸透し、乾燥するまでの間に変形してしまったりすることもあります。
水牛に防水剤を革繊維の奥まで染み込ませた水に強い革もあるので、汗や水が気になる方におすすめです。
定期的にお手入れが必要
革が乾燥すると、人の肌と同じようにひび割れを起こします。
革の表面(銀面)にひび割れが起こると元に戻せないため、長く使うためには定期的なお手入れが大切です。頻繁にお手入れするとなればかなり手間がかかりますが、お手入れ自体は意外と簡単なので、むしろ楽しい!と思っている方も多いようです。
合皮に比べると重たい
財布やキーケースだとあまり気にならないかもしれませんが、ライダースジャケットや靴などの身につけるものは、使用していて重いと感じる事が多いかもしれません。
身に着けたまま汗をかいて濡れるとシミになることもあるので要注意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本革と合皮についてご紹介しましたが、本革は経年変化を楽しめるので、飽きないですよね。合皮はメンテナンスが必要ないので楽ですね。それぞれの特徴を理解し、レザー使いを楽しんでみてください。
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